「30万円借りれば今の金欠は乗り越えられるけど、返済が不安だな…」
そんな風に思い悩んでいるのではないでしょうか。具体的な金利についても、よく分かりませんよね。
そこでこの記事では、低金利の金融機関の選び方や30万円の借金を確実に返済するためのポイントなどを、多くの債務問題に携わってきた司法書士の立場から、法律の専門知識も交えて解説していきます。
30万円の借り入れは、銀行カードローンや消費者金融などの選択肢があります。まずは、金融機関に相談してみて、必要なら自分に合った返済プランも提案してもらいましょう。
日常的に金欠な人は、支出を見直したり副業にチャレンジしたりするといいでしょう。周りに助けを求めることも大切です。
30万円は大金ではありますが、苦しい思いをせずに借り入れできる金額です。ぜひこの記事を参考にして、賢明な判断をしてくださいね。
目次
30万円を低金利で借りる方法とは?
まずは、30万円をできるだけ低金利で借りたいとお考えの方に、おすすめの借入方法をご紹介します。
カードローンや銀行ローンなど、いくつかの選択肢がありますが、自分に合った借入方法を選ぶことが賢明です。
借入時の金利は返済額に大きく影響するため、できるだけ有利な条件で借りることが何より大切。ここでは、金利の安さを重視しつつ、申込みのしやすさなども考慮して厳選した金融機関を取り上げていきます。
銀行カードローンなら低金利で借り入れできる
消費者金融のカードローンと比べると、銀行カードローンの方が金利は低めです。プロミスやアコムの最低金利と比較して、銀行カードローンの方が低金利です。
おすすめの銀行カードローン
- 三井住友銀行
- auじぶん銀行
- バンクイックローン
- 楽天銀行
いくつかおすすめはありますが、信頼性の高さからおすすめできるのが、三井住友銀行のカードローン。
一般的なプランなら、年1.5%~14.5%の低金利で最大800万円まで借りられます。生活費などの目的で借りても、もちろんOKです。
次におすすめなのが、auじぶん銀行のカードローン。最大限度額800万円で金利は年0.98%~(借り換えコースの場合)とお手頃な設定になっています。
申込みはスマホだけで完結。派遣社員など安定した収入がない人でも借入できる可能性があります。
その他、人気が高いのは楽天銀行のカードローン。おまとめローンは組めませんが、WEB完結の手軽さや無料で使える提携ATMの多さなどが人気の理由です。
ちなみに、プロミスやアコムといった消費者金融も、銀行と提携した低金利のカードローンを展開しています。
中でも、三菱UFJ銀行とアコムの提携商品「バンクイックローン」は、三菱UFJ銀行の口座を持っていれば年1.8%~14.6%の低金利で借りられるのが魅力です。
このように、銀行系のカードローンは消費者金融と比べて金利面で優れているのが特徴。ただし、審査は若干厳しくなる傾向にあります。また、在籍確認の電話が行われる場合があります。
過去に延滞や金融事故を起こしたことがある人は、銀行カードローンの審査に通るのは難しいかもしれません。
あまり自信がなければ、プロミス・アコム・モビット・アイフルなど消費者金融の利用を検討してみましょう。
複数の借金を抱えているなら、おまとめローンで借金を一本化
複数の借金を抱えている人におすすめなのが、おまとめローンの利用です。おまとめローンは、いくつもの借金をひとつにまとめて、返済を楽にするための仕組みです。
メリットは、なんといっても金利の安さ。複数の借入を一本化することで、支払う利息を減らせるというわけです。
※おまとめローンの金利は、必ずしも元の借入金利より低いとは限りません。借入期間が長期化することで、トータルの支払額が増える可能性もあるためご注意ください。
また、返済が楽になるのも大きな魅力。毎月の返済が1本になるので、支払い忘れのリスクを減らせます。
ただし、おまとめローンにもデメリットはあります。まとめた借金の総額が増えてしまうことで、かえって返済負担が重くなるケースもあります。
おまとめローンを検討する際は、返済計画をしっかり立て、無理のない借入額に抑えることが重要です。なお、借金の一本化についてお悩みなら、法律相談を活用するのも1つの手です。
どこのおまとめローンがいいの?
おまとめローンはいくつもサービスがありますが、実績や金利負担の面から、おすすめできるのがプロミスです。
借入利率は年6.3%~17.8%(実質年率)で、融資額は最大300万円まで。仮審査なら最短30秒で済むので、スピーディに借り換えを実行したい人にも向いています。
女性でも借りやすいカードローンとは
一部の金融機関では女性の借入に消極的なところもあります。しかし、最近は女性の社会進出が進み、経済力のある女性が増えたことで、女性向けのカードローンを充実させる業者が増えてきました。
例えば、プロミスなどの大手消費者金融は、女性専用のカードローン商品を用意しています。これらの商品は、男女問わず同じ審査基準が適用されるため、女性でも安心して申し込めます。
さらに、専用の相談窓口やWebサイトを設けるなど、女性に寄り添ったサービスを提供しているのが特徴です。
審査時に必要な書類も最小限に抑えられており、スムーズに手続きができますよ。
女性におすすめのカードローン
- プロミス レディースキャッシング
実質年率 4.5%~17.8%、限度額 1万円~500万円 - アコム:
実質年率 3.0%~18.0%、限度額 1万円~800万円
プロミス レディースキャッシングは、4.5%~17.8%(実質年率)で限度額は500万円となります。女性専用ダイヤル(レディースコール)が設置されており、女性特有の悩みも安心して相談できます。
また、アコムも女性の借り入れに力を入れているサービスの一つです。女性専用ダイヤルの設置がありますし、金利は実質年率3.0%~18.0%なので、プロミス レディースキャッシングより安く借り入れできる可能性があります。
なお、プロミス・アコムともにパートやアルバイトで働く主婦の方でも申し込みが可能です。
30万円を確実に返済する3つのコツ
30万円を借り入れしたあと「どうやって返済しよう…」と不安になるのは当然のことです。
ここでは、30万円の借金を確実に完済するための3つのコツをお伝えします。ご自身の状況に合わせて実践してみてください。
返済計画を立てて計画的に返済する
「こんなに多額の借金、いつ返せるんだろう…」と途方に暮れている方もいるかもしれません。確かに、30万円をまとめて返済するのは難しいでしょう。
借金返済の第一歩は、できるだけ早めに返済計画を立てることです。
自分で計画を立てられないなら、借入先の金融機関に相談して、自分の返済能力に見合った返済プランを提案してもらいましょう。多くの金融機関では、借り手の状況に合わせて柔軟に返済方法を設定してくれます。
月々の返済額を抑えた長期の分割払いや、ボーナス時の増額返済などを組み合わせることで、無理のない返済プランを作ることができるはずです。
作成した返済プランは確実に実行しよう
作成した返済プランを確実に実行に移すことが肝心です。具体的には、以下のようなことを心がけましょう。
- 毎月の返済日を守る
返済が遅れるとペナルティ金利が発生して、返済額が増えてしまうことがあります。給料日に合わせて返済日を設定するなど、確実に期日を守れる工夫をしましょう。 - 余裕があれば増額返済する
思いがけず臨時収入があった時は、定額返済に上乗せして返済額を増やすのがおすすめです。増額返済分だけ早く完済に近づくことができます。 - 返済状況を定期的に確認する
返済プランの進捗状況を折に触れて確認しましょう。順調に返済が進んでいるか、見直しが必要な点はないかをチェックすることが大切です。
着実に返済を続けることは容易ではないかもしれませんが、コツコツと返済を積み重ねていけば、必ず借金をゼロにできます。目標となる返済完了日を設定して、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
ギャンブル依存症なら克服して借金の原因を断つ
「ギャンブルのために借金を重ねてしまった」というお悩みをお持ちの方は、少なくないのではないでしょうか。
ギャンブル依存症を克服して更なる借金を防ぐことが、借金地獄からの脱出には欠かせません。ギャンブル依存の解消は自力で試みても難しいものです。
まずは、専門医や公的な相談機関に助けを求めることから始めましょう。客観的な視点からアドバイスをもらうことで、自分に合った依存脱却の方法が見えてくるはずです。
具体的には、以下のようなステップでギャンブル依存に立ち向かうのがおすすめです。
STEP1.ギャンブルの誘惑を避ける
ギャンブル依存から抜け出すには、まずギャンブルから離れることが大切です。パチンコ店に近づかない、競馬の情報をシャットアウトするなど、ギャンブルの誘惑を徹底的に避けましょう。
STEP2.ストレス発散法を見つける
ギャンブルは非日常的な高揚感とストレス発散を求めて行われることが多いものです。ギャンブルに代わる健全なストレス解消法を見つけることが、依存脱却の助けになるでしょう。
STEP3.仲間を作る
ギャンブル依存の問題は一人で抱え込まずに、同じ悩みを持つ仲間と支え合いましょう。ギャンブル依存症者の自助グループに参加するのもよい方法です。体験を共有し合うことで、回復への道筋が見えてくるはずです。
ギャンブル依存症からの回復には長い時間がかかるかもしれませんが、小さな成功体験を積み重ねながら、着実に依存から抜け出していくことが大切です。新しい人生を目指して一歩ずつ前進しましょう。
家族とコミュニケーションを取り理解を得る
借金の問題は、本人だけでなく家族にも大きな影響を与えます。家族に打ち明けるのは勇気のいることかもしれません。でも、家族の理解と協力を得ることは、借金返済を成功させる上で欠かせないものです。
まずは、借金の事実を包み隠さずに家族に伝えましょう。「こんなことを言ったら叱られるんじゃないか」と怖気づいてしまうかもしれません。
でも、隠し事をしていると問題はより深刻になるだけです。事実を素直に話すことで、家族との信頼関係を築く第一歩になるはずです。
家族には、以下のようなことを率直に伝えてみてください。正直に話せば、理解を示し、協力してくれるはずです。
借金の原因と反省点
どうして30万円の借り入れをするに至ったのか、どんな点を反省しているのかを、具体的に説明しましょう。自分の問題点を認識していることを家族に示すことが大切です。
返済への決意
借金を必ず返済していくんだという強い決意を、家族に伝えましょう。「必ず借りたお金を返す」という力強い言葉で、家族を安心させることが重要です。
協力のお願い
借金の返済には家族の協力が不可欠だということを、理解してもらいましょう。生活費を切り詰める、副収入を得るためにお手伝いしてもらうなど、具体的にお願いすることが肝心です。
借金をせずに30万円を用意する方法はあるのか?
30万円が必要だからといって、すぐに消費者金融で借金をするのは得策ではありません。高い金利の支払いに追われ、返済に苦しむことになるかもしれません。
ここでは借金をせずに30万円を用意する方法を3つ紹介します。あなたの状況に合った方法を見つけて、借金なしで乗り切る道がないか探ってみましょう。
無駄な出費を見直して節約する
30万円を用意するために、まず取り組むべきは無駄な出費の見直しです。「無駄な出費なんてない」と思うかもしれませんが、意外と気づかないうちに、ムダ遣いをしているものです。
たとえば、外食やコンビニでの買い物、衝動買いなどが習慣になっていませんか。財布の中身を小まめに確認し、1か月の支出内訳をしっかり把握することが大切です。
日本人の平均的な無駄遣いは月に約2万円あると言われています。外食やおしゃれに使うお金を節約するだけでも、ずいぶんと浮いたお金が出てきそうです。
具体的な節約術としては、以下のような方法が挙げられます。
- 外食を控え、自炊する習慣をつける
- コンビニやスーパーでの衝動買いを減らす
- 定額制のサービスを見直し、不要なものは解約する
- 電気代・水道代・ガス代を節約する工夫をする
- 無駄な物は買わない。本当に必要なものだけを購入する
「楽しみがなくなる」と心配になるかもしれませんが、節約イコール我慢ではありません。お金の使い方を工夫することで、ストレスなく続けられる節約が可能です。
たとえば、外食の代わりに家で料理を作れば、食費を抑えつつ、料理の腕も上げられます。何かを始める前に「本当に必要か」と一呼吸置くことで、ムダ遣いを防げるはずです。
小さな節約の積み重ねが、借金から遠ざける第一歩になります。今日から早速、無駄な出費を見直してみましょう。
副業で収入アップを目指す
借金をせずに30万円を用意する方法の2つ目は、副業による収入アップです。会社員の場合、給与だけで生活費をまかなうのは難しいと感じる人も多いことでしょう。
そんな時は、副業で収入の柱を増やすのも一つの手です。今の仕事を続けながら、空いた時間を有効活用して副収入を得られれば、家計の助けになるはずです。
副業を始めた人の平均月収は約5万円増加すると言われています。本業だけで足りない分を、副業で補うことができるかもしれません。
副業を始める際は、以下のようなことに気をつけましょう。
- 自分のスキルや経験を活かせる仕事を選ぶ
- 本業に支障が出ない範囲に抑える
- 確定申告などの必要な手続きを怠らない
- 健康管理に気を付け、十分な睡眠時間を確保する
「そんな都合のいい副業なんてあるの?」と思うかもしれませんが、意外とチャンスは転がっているものです。たとえば、ライターや Webデザイン、プログラミングなど、在宅で隙間時間を使って取り組める仕事も増えています。
自分の経験を活かせる仕事を探してみたり、新しい分野にチャレンジしたりと、できることから始めてみるのも良いでしょう。副業が軌道に乗れば、借金をせずに資金を用意できるようになるはずです。
大切なのは、自分のペースでコツコツと積み重ねていくこと。焦らずじっくりと取り組めば、いつかは大きな成果につながるはずです。
家族や友人に相談して支援を仰ぐ
借金をせずに30万円を用意する最後の方法は、家族や友人に相談して、支援を仰ぐことです。「経済的なことを人に頼るのは恥ずかしい」と思うかもしれません。
しかし、一人で悩みを抱え込むのは得策ではありません。信頼できる家族や友人に相談することで、気持ちの負担が軽くなることもあるでしょう。
「親にはいつも迷惑をかけているから、これ以上頼れない」「友達には内緒にしておきたい」
そんな風に考えて躊躇する人もいるかもしれません。
でも、あなたのことを本当に心配してくれる人なら、きっと相談に乗ってくれるはずです。ためらわずに、勇気を出して助けを求めてみましょう。
ただし、家族や友人に相談する際は、以下の点に気をつけてください。
- 具体的にどのような状況で、どのくらいの金額が必要なのかを伝える
- お金を借りる場合は、返済の期限をはっきりさせる
- 感謝の気持ちを忘れずに、丁寧に頼む
- 相手の事情もよく考えて、無理強いはしない
家族や友人からのアドバイスは、思わぬ解決のヒントになるかもしれません。経済的な支援だけでなく、精神的な支えにもなってくれるはずです。
まとめ
今回は30万円を借りたい人に向けて、詳しい解決方法をお話ししてきました。
30万円の借り入れは、銀行カードローンや消費者金融などの選択肢があります。まずは、金融機関に相談してみて、必要なら自分に合った返済プランも提案してもらいましょう。
日常的に金欠な人は、支出を見直したり副業にチャレンジしたりするといいでしょう。周りに助けを求めることも大切です。
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