メルペイはフリマアプリのメルカリが提供しているスマホ決済サービスで、メルカリの売上金を利用できるのが最大の特徴です。
これまでは出金するまでメルカリでしか使えなかったメルカリの売上金を、出金する手間をかけずに普段の買い物に利用できます。
使い勝手が悪いなどの悪評はなし。不正利用の大きな問題もなく、口コミ評価は非常に高いです。
本記事ではそんなメルペイのメリット・デメリットから使い方までを徹底解説します。
目次
メルペイの基本情報
運営会社 | 株式会社メルペイ |
---|---|
サービス開始 | 2019年2月13日 |
機能 | 決済(QRコード/iD) クーポン |
利用料 | 無料 |
ポイント還元 | なし |
決済手段 | 銀行口座 メルカリ売上金 セブン銀行ATM |
コンビニ支払い | 対応 |
公共料金支払い | 非対応 |
メルペイとは
メルペイはフリマアプリ「メルカリ」のスマホ決済サービスです。
メルペイの特徴は何と言ってもメルカリの売上金を使えることです。これまではメルカリ内でしか使えなかった売上金が街のお店でも使えるようになります。
この他にも非接触決済である「iD」に対応している、後払いサービスがあるなど、他のスマホ決済サービスとは少し違った使い方ができるのが特徴です。
メルペイが使える場所
メルペイが使える主要なお店をまとめました。
- コンビニ:ローソン、ミニストップ、ファミリーマート、セブンイレブンなど
- ドラッグストア:マツモトキヨシ、クスリのアオキ、ウエルシアなど
- 家電量販店:エディオン、ケーズデンキ、ビックカメラ、ヨドバシカメラなど
- 飲食店:吉野家、松屋、ほっかほっか亭、マクドナルド、すき家など
- ショッピング:ゲオ、ゲオモバイル、LOFT、2nd STREET、トイザらスなど
- その他:JAPAN Taxi、ホテル モントレグループ、ビッグエコーなど
メルペイはiDに対応しているため、メルペイ対応店舗だけでなくiD加盟店でも利用できます。
使えるお店のラインナップは数あるスマホ決済サービスの中でもトップクラス(全国236万カ所以上)です。ただし、メルペイのコード決済が使えるお店は多くありません。
例えばコンビニでメルペイのコード決済が使えるのはローソンやミニストップなどが主で、その他の店舗はiDのみ利用可能です。
事前にメルペイのQRコード決済とiDのどちらに対応しているかは「公式サイト」からチェックできます。
どんな人におすすめのサービス?
メルペイのメリット・デメリットを踏まえると、以下のような人におすすめです。
- メルカリを利用している
- クレジットカードなしでiDを使いたい
- キャンペーンでポイント還元を狙いたい
メルペイはメルカリの売上金を利用できるのが最大の特徴です。
コンビニやスーパーなど全国の加盟店での買い物に使えますし、iPhoneユーザーならSuicaにチャージして電車やバスに乗ることもできます。
メルカリで不要なものを売って手に入れた売上金で日々の支払いを済ませることが可能です。
メルペイはQRコード決済だけでなくiDも使えます。通常、iDを使うには対応したクレジットカードが必要です。
iDの料金も残高で支払うので、クレジットカード不要で簡単に決済できます。
そのため、クレジットカードを持っていない、あるいは使いたくないけどiD加盟店でスマートに買い物をしたい人にもおすすめです。
また、普段のポイント還元はありませんが、キャンペーン時は大盤振る舞いがあるので、ポイント目当ての方も重宝できます。
メルペイのメリット
- メルカリの売上金を使える
- iD決済に対応している
- Apple Payを介してSuicaにチャージできる
- お得なクーポンが多い
- メルペイスマート払い(後払い)が便利
①メルカリの売上金を使える
メルペイ最大のメリットはメルカリの売上金をそのまま使えることです。
これまでメルカリの売上金をメルカリ以外で使うには銀行口座に引き出す必要がありました。
引き出す際は手数料が発生しますし、実際に引き出せるまで時間がかかるなど手間が多いです。
メルペイならメルカリの売上をそのままメルペイの残高として利用できます。
いちいち現金として引き出さなくても、メルカリの売上金でコンビニやスーパーの買い物を済ませられます。
メルカリの有効期限対策に有効
メルペイはメルカリの有効期限対策にも有効です。
通常、メルカリの売上金には180日の有効期限があり、期限が切れると自動的に登録した口座に払い出されてしまいます。
しかし、メルペイの支払い用銀行口座をメルカリアカウントに登録するとメルカリの売上金の有効期限がなくなり、無期限に保有可能です。
期限を気にせず売上金を保有しておきたい人は、メルペイの支払い用銀行口座を登録しましょう。
②iD決済に対応している
メルペイはQRコード決済だけでなく、非接触型電子マネーの「iD」にも対応しています。
iDならスマホを起動せず読み取り機にかざすだけで支払いができるため、QRコード以上にスマートです。
しかもiDは対応店舗が非常に多く、コンビニはもちろんスーパーや家電量販店、レストランなどさまざまな場所で使えます。
iD決済を含めると、メルペイの対応店舗は他のQRコード決済よりも多いです。
ポストペイでiDを使えないので注意
通常のiDはクレジットカードに料金が請求される「ポストペイ」ですが、メルペイのiDはメルペイ残高から支払われるので事前に残高をチャージしておく必要があります。
やや手間がかかりますが、クレジットカードを持っていない人でもiDによる支払いが可能になるのがメリットです。
ただし、iDを使うにはスマホが「おサイフケータイ」に対応している必要があります。おサイフケータイに対応していないスマホではQRコードのみ利用可能です。
③Apple Payを介してSuicaにチャージできる
メルペイはApple Payにも対応しています。Apple Payに登録するとiPhoneでiDを利用可能になり、さらにメルカリの売上金をSuicaにチャージ可能です。
メルペイのQRコード決済とiDの加盟店に加えて、全国の鉄道・バスやSuica加盟店でもメルカリの売上金を利用できるようになります。
④お得なクーポンが多い
メルペイではクーポン機能が使えます。支払い時にクーポンを使うことで、料金割引などの特典を受けられます。
クーポンの中には期間中なら何度でも使えるものもあり、うまく使えば非常にお得です。
クーポンの詳しい使い方は、以下の記事を参考にして下さい。
[post_link id=”24110″]⑤メルペイスマート払い(後払い)が便利
メルペイスマート払い(後払い)とは、メルペイの利用料を翌月にまとめて支払う後払いサービスのことです。
今はまとまったお金がないけどどうしても欲しいものがあるときや、料金をまとめて支払いたい人に向いています。感覚的にはクレジットカードに近いですね。
毎月の利用上限を設定できるので使いすぎも防げます。
注意:支払い方法によって手数料がかかる
メルペイスマート払いの返済方法は「自動引落し」「残高でいつでも返済」で、手数料は無料です。コンビニ/ATM払いは220円~880円の手数料がかかります。
メルカリの売上金がある人はそこから支払えます。売上金がない場合は銀行口座から残高をチャージして支払いましょう。
メルペイのデメリット
- 普段のポイント還元がない
- メルカード以外のクレジットカード登録ができない
- オートチャージ機能がない
①普段のポイント還元がない
メルペイは通常決済時のポイント還元がありません。
ほとんどのスマホ決済サービス(PayPay・楽天Pay・d払いなど)は、キャンペーンに限らず支払い時にポイント還元を受けられます。
キャンペーン期間外のメルペイはポイント還元がないため、他のサービスと比べるとお得度は下がります。
キャンペーンによる一時的なポイント還元はある
「決済金額の5%分のメルカリポイント付与」「ヤマダウェブコム10%割引」「Amazonでの5%ポイントバック」など、多数の還元キャンペーンが展開中です。
メルペイを初めて利用しました。
メルペイスマート払いで262ポイント獲得。
50%ポイント還元は明日まで。
明日は何を買おうかな。引用:X
メルペイ 50%還元で993p貰ったー
メルペイって即還元なの本当に気持ちいい引用:X
今日ドラックストアで買った
1232円の50%
ほんまに還元されてる〜そして、還元はやい!
引用:X
口コミでは普段のポイント還元が無いメルペイですが、頻繁にキャンペーンで還元されるため楽しいとの声が多かったです。
大盤振る舞いなキャンペーンのときは、特に盛り上がっていますね。
②メルカード以外のクレジットカード登録ができない
メルペイはメルカード以外のクレジットカードの登録ができません。一般クレジットカードでは、ポイントの2重取りもできません。
メルペイは支払い時のポイント還元がありません。加えてメルカード以外のクレジットカードを登録することもできないため、ポイント還元を重視する人には向かないと言えます。
残高をチャージするには「銀行口座」「セブン銀行ATM」「メルカリ売上金」の3つが主流で、コンビニレジでの現金チャージは非対応です。
メルカードならメルカリ・メルペイでの利用で特典があります。2025年からゴールドカードも登場し、街のお店での還元率が最大2%に拡大しています。
③オートチャージ機能がない
メルペイにはオートチャージ機能がありません。
PayPayなどはオートチャージに対応しているので手間がかかりませんし、こまめな残高チェックも不要です。
メルペイはオートチャージがないので毎回銀行口座から手動でチャージする必要があります。 また、残高不足にならないよう残高のこまめなチェックも必要です。
オートチャージ対応のスマホ決済サービスと比べると、少し手間がかかりますね。
メルペイスマート払い(後払い)でチャージ回数を減らすことができる
メルペイはオートチャージがありませんが、代わりにメルペイスマート払いが利用できます。メルペイスマート払いならチャージは月に1回でOKです。残高のチェックもいりません。
ただし、毎月の利用限度額を超えるとメルペイスマート払いは使えなくなります。
残高不足は気にしなくていいですが、利用限度が残っているかどうかはチェックするようにしてください。
メルペイの使い方
メルペイに興味があるけど、使い方がイマイチ分からない・・とお悩みではありませんか?
メルペイは特に難しい操作はなく、直感的に決済ができます。
ただ、チャージ方法やクーポン利用については独特の使い方となるので、初めは戸惑うかもしれません。
ここでは、メルペイの使い方について完全解説。初期登録からチャージ・支払い・クーポンの使い方を詳しく説明していきます。
他にもメルカリギフトなど便利機能あり
2025年4月からメルペイ残高やポイントでギフト(スタバチケット、Amazonギフトカードなど)を贈れるサービスが開始されています。
STEP1:アカウントを登録する
メルペイはメルカリの機能の1つなので、利用するにはメルカリアカウントが必要です。まずはメルカリアカウントを登録しましょう。
既にメルカリアカウントを持っている方は「STEP2:チャージする」から始めて下さい
FacebookアカウントかGoogleアカウントを持っている場合はそのアカウントのメールアドレスと名前で登録可能です。
メールアドレス登録の場合は、パスワード・ニックネームを入力し、性別を選択したら[次へ]をタップしてください。
名前(本名)と生年月日を入力し[次へ]をタップします。電話番号を入力して[次へ]をタップしてください。
入力した電話番号にSMSで認証番号が届きます。認証番号を入力し[認証して完了]をタップしてください。
最後に、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。メールに記載されたURLをタップしてアドレス確認をしてください。
問題なければ、メールアドレス確認の画面が立ち上がります。「アプリを起動する」をタップすれば、メルペイの利用開始が可能です。
以上でメルカリアカウントの登録が完了です。
STEP2:チャージする
メルカリアカウントの登録が完了したら、次はメルペイ残高へのチャージを行います。
現在、メルペイ残高のチャージ方法は主に3つあります。
チャージ方法
- メルカリの売上金を直接メルペイ残高として利用
- 銀行口座からチャージ
- セブン銀行ATMやローソン銀行ATMから現金チャージ
2022年以降、メルカリ売上金は「ポイント化」せず、本人確認と銀行口座登録を済ませれば、売上金=メルペイ残高として直接利用できます。「ポイント購入」機能は廃止済み。現在は「メルペイ残高(売上金+銀行チャージ)」で支払う形です。
メルカリ売上金を残高として利用
本人確認と銀行口座の登録が完了していれば、メルカリで得た売上金は自動的にメルペイ残高へ移行され、チャージやポイント購入の手続きなしでそのまま支払いに使えます。
売上金の有効期限もなくなり、無期限で残高として利用できます。
銀行口座からチャージ
銀行口座を登録することで、アプリからいつでも簡単にチャージできます。チャージ手数料は無料で、1回あたり1,000円以上からチャージ可能です。
銀行口座登録・チャージの手順
- メルカリアプリの「メルペイ」タブを開き、「チャージ」をタップ
- 「銀行口座からチャージ」を選択
- 登録したい銀行を選び、画面の案内に従って登録手続きを完了
- チャージ金額を入力し、「チャージする」をタップ
銀行口座の登録時に本人確認も同時に行われます。銀行口座を登録しない場合は、アプリの「かんたん本人確認」(本人確認書類と顔写真の提出)で本人確認を済ませてください。
ATMから現金チャージ
2025年から、全国のセブン銀行ATMやローソン銀行ATMでも現金チャージが可能になりました。
ATMチャージの手順
- メルカリアプリの「メルペイ」タブから「チャージ」→「ATMからチャージ」を選択
- ATM画面で「スマホ取引」を選び、アプリに表示されたQRコードをATMにかざす
- アプリに表示された企業番号をATMに入力
- チャージしたい金額(1,000円単位)をATMに投入
入金完了後、アプリに通知が届きます。ATMチャージは24時間365日利用でき、手数料も無料です。
STEP3:支払いをする
残高のチャージができたら、あとはメルペイで支払うだけです。メルペイの支払い方法は以下の2種類があります。
支払い方法
- メルペイコード決済
- iD
iDはおサイフケータイ対応スマホでのみ利用可能です。おサイフケータイに対応していないスマホの場合はメルペイコード決済のみ使えます。
①メルペイコード決済で支払う
メルペイコード決済はQRコード/バーコードを利用して料金を支払う決済方法です。
メルペイコード決済にも、決済方法が2種類あります。
メルペイコード決済
- コード決済:スマホに表示したQRコードまたはバーコードを読み取ってもらう
- 読み取り:スマホのカメラでお店のQRコードを読み取る
コード決済の場合はメルペイタブの[コード決済]をタップしてください。QRコードとバーコードが表示されるので、店員さんに読み取ってもらえばOKです。
読み取りの場合は以下の手順に従って支払いをしてください。
- メルペイタブの[読み取り]をタップ
- カメラが起動するのでお店のQRコードを読み取る
- 支払い金額を手入力し、店員さんに確認してもらう
- [支払う]をタップする
コード決済と読み取りのどちらになるかは店舗によって異なります。
②iDで支払う
iDで支払う場合は店員さんに「iDで支払う」と伝え、読み取り機にスマホをタッチするだけです。
アプリを起動する必要がないため、QRコード決済以上に簡単に支払えます。
なお、iDに対応していてメルペイコード決済には対応していないお店だと、店員さんに「メルペイで」と言っても伝わらないことが多いです。
iDで支払うときは必ず「iDで支払う」と伝えてください。
STEP4:クーポンを使う
メルペイを使う際に覚えておきたいのが、クーポンの使い方です。
クーポンを使うには、まずメルカリアプリを起動し[メルペイ]タブをタップしてください。
その後は、以下の手順でクーポンを利用できます。
画面中央の「メルペイクーポン」というところに利用できるクーポンが表示されているので、使いたいクーポンをタップします。
すべてのクーポンを確認したい場合は「すべて見る」または「もっと見る」をタップしクーポン一覧へ移動してください。
利用したいクーポンをタップすると詳細画面に移行するので[クーポンを使う]をタップします。
クーポンの詳細が表示されます。QRコードが表示されるクーポンの場合は、QRコードを店員さんに読み取ってもらってください。
クーポンによっては番号を店員さんに伝えるだけでOKです。
あとは支払うを行うだけです。iD対応のクーポンの場合は画面を閉じ、そのままスマホを読み取り機にかざすだけで支払いが終わります。
なお、クーポンを使った支払い方法ですが、QRコード決済が必要な場合があります。その際は、クーポン下の[お支払いへ]をタップすると支払い画面に移行できます。
以上で、メリペイのクーポン利用は完了です。
まとめ
以上、メルペイのメリット・デメリットと評判、使い方について解説しました。
メルペイはメルカリの売上金で日々の支払いができるのが特徴です。iDに対応している他、iPhoneユーザーは売上をSuicaにチャージすることもできます。
メルカリで稼いだお金をコンビニやスーパー、鉄道など幅広い場所で使えるようになるのがメルペイのメリットです。
メルカリの売上金が多い人は、ぜひ利用してみましょう。
使い方については特に抑えておきたいのが、チャージと支払い方法です。ここさえマスターすれば、メルペイを十分に活用できます。
クーポンの使い方は2~3回利用すると、すぐに慣れます。
複雑な機能はなく使いやすいので、メルペイを上手く活用してみてくださいね。
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