d払いは大手携帯電話会社の1つであるドコモのスマホ決済サービスです。
他のスマホ決済サービスと比べると支払い方法が豊富なのが特徴で、クレジットカードやチャージ残高だけでなくドコモの料金との合算払いやdポイントによる支払いもできます。
送金や出金、dポイントを送るなど支払い以外の機能も充実しています。
決済時は画面に表示したバーコードを読み取ってもらうか、お店のQRコードを読み取ることで料金を支払う「QRコード決済」に分類されます。
d払いを使えば財布を出さなくても、スマホ1つで支払いができます。小銭を数えたりおつりをもらう手間が省けるため、日々の買い物がとてもスマートになりますよ。
なお、ドコモの決済サービスには電子マネー「iD」もありますが、iDは利用するスマホがおサイフケータイに対応している必要があります。
d払いはおサイフケータイに対応している必要はないため、幅広い端末で利用可能です。
本記事ではd払いのメリット・デメリットや評判、使い方などをまとめました。d払いがどのようなサービスなのかを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
d払いの基本情報
運営会社 | 株式会社NTTドコモ |
---|---|
サービス開始 | 2018年 |
機能 | 決済 送金 dポイントを送る 出金 iD |
利用料 | 無料 |
ポイント還元率 | 実店舗:0.5% ネット通販:1.0% |
決済手段 | 口座残高 クレジットカード 電話料金合算 |
コンビニ支払い | 対応 |
公共料金支払い | 対応 |
目次
d払いのメリット
- 日常の支払いでdポイントが貯められる
- クレジットカード登録でポイント2重/3重取りができる
- ウォレットで送金・出金・iDなど便利機能が使える
- お得なクーポンを利用できる
- 不正利用に対する全額補償がある
- Amazonでdポイントが貯まる(ドコモユーザーのみ)
- スマホ代と合算支払いOK(ドコモユーザーのみ)
①日常の支払いでdポイントが貯められる
d払いで料金を支払うと、実店舗なら支払い額の0.5%、ネット通販なら支払い額の1.0%のdポイントが還元されます。
当然、現金で支払った場合はdポイントの還元はありません。日常の支払いをdポイントにするだけで、ポイントが貯まってお得になります。
d払いは使えるお店が多いのも特徴です。以下にd払いが使えるお店のほんの一部をまとめました。
d払いの使用OK
- コンビニ(ローソン/ファミリーマート/セブンイレブンなど)
- ドラッグストア(マツモトキヨシ、ウエルシア、ウェルネスなど)
- 家電量販店(エディオン、ビックカメラ、Joshinなど)
- 飲食店(上島珈琲、牛角、かっぱ寿司、はなまるうどんなど)
- ネット通販(アニメイトオンラインショップ、メルカリ、ラクマ、minneなど)
②dカード登録でポイント2重/3重取りができる
d払いはクレジットカードで料金を支払えます。クレジットカード支払いは事前にチャージする手間が省けて楽です。
さらに、dカードでd払いの料金を支払うと、d払いによるポイント還元とクレジットカードのポイント還元の両方を受けられるので、ポイントの2重取りが可能です。
なお、d払いは事前に残高をチャージする口座払いも可能ですが、口座払いだとd払い利用によるポイント還元しかありません。
d払いを利用するなら、クレジットカードを組み合わせるのがおすすめです。
d払いにdカード以外のクレジットカード(楽天カードなど)を登録して支払っても、dポイントは付与されません。
また、dポイントの加盟店で決済すれば、dポイントカードを掲示することでポイントの3重取りもできます。
ポイント3重取り
- d払いによるポイント還元
- dポイントカード掲示によるdポイント還元
- クレジットカードによるポイント還元
d払いで効率的にポイントを貯めたい人は、dカードで支払うのがおすすめです。
③ウォレットで送金・出金・iDなど便利機能が使える
d払いではネット上で買い物や送金ができる「ドコモ口座」の一部の機能をまとめた「ウォレット」という機能が使えます。
ウォレットでは他のユーザーへの送金や残高の出金、電子マネー「iD」といった便利な機能を使うことが可能です。
ウォレット機能一覧
- チャージ
- 出金
- 送金
- dポイントを送る
- iD支払い
- 予約・注文サービス
- クーポン利用
とくに送金は他のユーザーに簡単にお金を送ることができるので、割り勘や立て替えなどの際に便利です。
家族でのポイント共有は2025年7月で終了、以降は「dポイントを送る」機能で個別送付
④お得なクーポンを利用できる
d払いではお得なクーポンを利用できます。クーポンを利用して料金を支払うことで、さまざまな割引を受けることが可能です。
利用できるクーポンはd払いアプリの[ウォレット]→[クーポン]から確認できます。
使い方も簡単で、使いたいクーポンを表示し店員さんに見せるだけです。
クーポンが使えるお店例
- ローソン
- スギ薬局
- 上島珈琲店
- かっぱ寿司
- 牛角
d払いはそのまま使ってもお得ですが、クーポンを併用するとよりお得です。
⑤不正利用に対する全額補償がある
スマホ決済を使う際に心配なのが不正利用です。
実際に登録したクレジットカードが不正利用されるなどの被害が出ているスマホ決済もあり、怖いイメージを抱いている人も少なくないでしょう。
しかし、d払いでは万が一不正利用にあった場合、被害額を原則全額補償してくれます。
ドコモのクレジットカード「dカード」と同様に補償制度を導入いたします。具体的には、「d払い」等をご利用のお客さまが不正利用の被害にあわれた際、従来は個別対応で補償を実施しておりましたが、2019年8月28日(水曜)からはお客さまの被害について被害額を原則全額補償いたします
出典:ドコモ
不正利用されないのが一番ですが、万が一被害にあっても全額補償してくれるなら安心ですね。
⑥Amazonでdポイントが貯まる(ドコモユーザーのみ)
ドコモユーザーはネットショップ最大手であるAmazonでもd払いが使えるようになります。
Amazonでd払いするためには初期設定が必要ですが、その際にspモード(ドコモ回線)での接続が必須です。
また、支払い方法はドコモの料金と一緒に支払う「電話料金合算払い」のみ選択できます。そのため、利用できるのはドコモユーザーに限られています。
なお、ネットで買い物するたびにdポイントが貯まるようになるので、Amazonを頻繁に利用するユーザーはとってもお得です。
ahamo/irumo回線もspモード契約があればAmazonでd払い利用可
⑦スマホ代と合算支払いOK(ドコモユーザーのみ)
d払いには大きく分けて3つの支払い方法が用意されています。
主な支払い方法
- 口座残高支払い
- クレジットカード支払い
- 電話料金合算払い
電話料金合算払いはドコモの携帯/スマホの利用料と一緒にd払いの料金を支払う方法で、ドコモユーザーのみ利用できます。
残高をチャージしたり新しくクレジットカードを登録したりしなくても良く、支払いが1つにまとまるためとても楽です。
まだ、前述した通り電話料金合算払いならd払いでAmazonを利用することもできます。ドコモユーザーは積極的に電話料金合算払いを使うと良いでしょう。
d払いのデメリット
- ドコモユーザーに限られるサービスが多い
- 支払い上限がある
①ドコモユーザーに限られるサービスが多い
d払いはdアカウントを取得すればドコモユーザー以外でも利用できます。しかし、d払いにはドコモユーザーに限られるサービスや機能がいくつかあります。
例えば支払い方法のうち電話料金合算払いはドコモ回線が必要です。ドコモユーザー以外は口座残高かクレジットカードで支払うことになります。
また、d払いはお得なキャンペーンを頻繁に実施していますが、キャンペーンによってはドコモユーザーのみ対象だったり、ドコモユーザーだけが優遇されていたりします。
②支払い上限がある
d払いでは支払い上限(利用限度額)が決められています。上限額は支払い方法によって異なります。
d払いの利用限度額
支払い方法 | 利用限度額 |
---|---|
口座払い | ネット通販:100万円/回 実店舗:49,999円/回 |
クレジットカード払い | クレジットカードの限度額 |
電話料金合算払い | 19歳以下:10,000円/月 20歳以上:10,000~100,000円/月 |
dポイント充当 | ネット通販:利用可能なdポイントの範囲内 実店舗:99,999ポイント/回 |
とくに注意が必要なのが電話料金合算払いです。電話料金合算払いの限度額は年齢やドコモの契約期間によって変動します。
電話料金合算払いの限度額
年齢 | 契約期間 | 限度額 |
---|---|---|
19歳以下 | – | 10,000円/月 |
20歳以上 | 1~3ヶ月目 | 10,000円/月 |
4~24ヶ月目 | ~30,000円/月 | |
25ヶ月目以降 | 50,000円/月 80,000円/月 100,000円/月 のいずれか |
電話料金合算払いの限度額はd払いアプリを起動し[ウォレット]タブの[限度額変更]をタップすると確認可能です。
事前にどれくらい利用できるのかをチェックしておきましょう。
d払い残高の入金・払出し上限は2025年4月に変更。最新情報は公式規約を参照してください。
d払いの基本的な使い方
ここからは実際にd払いを始めるための方法について解説していきます。
d払いを始めるための手順をざっくりまとめると以下の通りです。
STEP1:dアカウントを取得する
STEP2:d払いアプリのインストールおよび初期設定をする
STEP3:d払いで決済する
その他、料金の支払い以外にも便利な機能がたくさんあります。
- 送金する
- dポイントを送る
- 出金する
- dポイントカードの掲示
STEP1:dアカウントを取得する
d払いを利用するには「dアカウント」が必要です。dアカウントを持っていない人はまずdアカウントを作成しましょう。
dアカウント作成手順は以下の通りです。
dアカウントの作成手順
- dアカウント新規作成ページからメールアドレスを登録する
- dアカウントのIDを決める
- パスワード、氏名、性別、生年月日を入力し、2段階認証の設定をする
STEP2:d払いアプリのインストールおよび初期設定をする
dアカウントを取得したらスマホにd払いアプリをインストールし、以下の手順に従って初期設定をしてください。
初期設定の手順
- d払いアプリを起動し、利用規約を読んだら[同意してログインへ]をタップする
- さきほど取得したdアカウントにログインする
- 職業とアプリの利用目的を選択する
- ドコモユーザー以外の人は支払い方法(クレジットカード)を登録する
- チュートリアルを確認する
STEP3:d払いで決済する
d払いアプリの初期設定が終わったら、利用する準備は完了です。あとは実際にお店で支払うだけですが、決済方法についても確認しておきましょう。
主な方法は大きく2つです。
- スマホに表示したバーコードを読み取ってもらう
- お店のQRコードをスマホのカメラで読み取る
「スマホに表示したバーコードを読み取ってもらう」の場合はd払いアプリトップ画面のバーコードを店員さんに読み取ってもらうだけで支払いが完了です。とても簡単ですね。
コードを見せる
こちらですることはほとんどないため、とてもスムーズに支払いができます。
コードを読み取る場合はd払いアプリトップ画面で「読み取る」をタップし、スマホのカメラでお店のコードを読み取ります。
手順は以下の通りです。
- d払いアプリトップ画面上部の[読み取る]タブをタップする
- カメラが起動するのでお店のQRコードを読み取る
- 支払い金額を手入力し、店員さんに確認を取る
コードを読み取る
コードを読み取ったら支払い金額を入力し「支払う」をタップすれば支払いが完了です。どちらの方法になるかはお店によります。
バーコードを読み取ってもらう方法と比べるとやや手間ですが、それでも現金払いと比べるとずっとスマートです。
2025年1月から、ネットワーク接続がなくてもバーコード・QRコード決済が可能になっています。また、d払いアプリ内で「バーチャルカード」が発行することも可能で、現金化やオンライン決済の幅が広がっています。なお、d払いで電気・ガス・水道などの請求書払いも可能です。
送金する
d払いではウォレットの残高を他のユーザーに送ることができます。
残高を送金する手順は以下の通りです。
送金手順
- 「ウォレット」→「送金」の順にタップ
- 自分の名前、送付先の電話番号または口座番号、メッセージを入力
- 「次へ」をタップ
- 送金額を入力し「送金内容を確認」をタップ
- 最終確認画面になるので、問題がなければ「送金する」をタップ
送金先は連絡先か送金履歴から指定することもできます。また、相手のスマホに表示したd払いアプリのQRコードを読み取って直接送金することも可能です。
dポイントを送る
dポイントの送り方も、送金とほぼ同じです。
dポイントを送る手順
- 「ウォレット」→「dポイントを送る」の順にタップ
- 送付先の電話番号かdポイントクラブ番号、氏名の先頭2文字、自分の名前、メッセージを入力
- 「次へ」をタップ
- 送るポイント数を入力し「内容を確認」をタップ
- 最終確認画面になるので、問題がなければ「dポイントを送る」をタップ
dポイントの送り先は連絡先から選ぶことも可能です。 また、相手のスマホに表示したd払いアプリのQRコードを読み取って直接送ることもできます。
出金する
d払いのウォレットは残高を出金することもできます。万が一チャージし過ぎた場合も安心です。
出金方法は、
- 銀行口座
- セブン銀行ATM
の2つがあります。銀行口座に出金する方法は以下の通りです。
銀行口座に出金
- 「ウォレット」→「出金」の順にタップ
- 「銀行口座」をタップ
- 出金額を入力し「確認」をタップ
- 問題がなければ「実行」をタップ
払い出し用の銀行口座を登録していない場合は手順3のところで「銀行口座の登録・変更」をタップして、払い出し用の銀行口座を登録してください。
セブン銀行ATMから出金する手順は以下の通りです。
セブン銀行から出金
- 「ウォレット」→「出金」の順にタップ
- 「セブン銀行ATM」をタップ
- 出金額を入力し「QRコードを読み取る」をタップ
- セブン銀行ATMで「スマートフォンでの取引」を選択
- ATMに表示されているQRコードをd払いアプリで読み取る
- d払いアプリに企業番号が表示されるので、ATMに入力する
- 出金額を確認し「確認」をタップする
銀行口座/セブン銀行どちらで出金する場合でも、出金の際には手数料がかかります。
手数料は「振込先がみずほ銀行かつ出金するのがその月で初めて」の場合は100円(+税)、それ以外は200円(+税)です。
dポイントカードを掲示する
d払いアプリはdポイントカード機能も持っています。
d払いアプリトップ画面右下の「dポイントカード」という部分をタップするとdポイントカードのバーコードが表示されるので、店員さんに読み取ってもらいましょう。
d払いに対応していないお店でも、dポイントカードに対応しているならdポイントカード提示をすることでdポイントが貯まります。
【補足】重要機能はほぼすべてウォレットで操作できる
d払いアプリにはさまざまな機能がありますが、重要な機能はすべて「ウォレット」で操作できます。
ウォレットはネット上で買い物や送金ができるようになる機能をd払いで使えるようにしたものです。
d払いアプリを起動したあと、画面下の「ウォレット」タブをタップするとウォレット画面に移行できます。
ドコモ回線を契約していない場合はウォレット画面から口座開設をしてください。
口座開設の手順(非ドコモユーザー)
- ウォレット画面の「カンタン口座開設」をタップ
- 「同意して口座開設はじめる」をタップ
- 「職業」と「利用目的」を選択し「同意して開設する」をタップ
ウォレットを開設することで口座残高による支払いやチャージ、送金、出金といった機能が使えるようになります。
d払いの支払い方法
- d払い残高
- クレジットカード払い
- 電話料金合算払い(ドコモユーザーのみ)
- dポイント充当(dポイント払い)
ドコモ口座充当は終了
ドコモ口座は2020年に新規受付・サービス提供を終了しています。
①d払い残高
口座払いはウォレットにチャージした残高で支払う方法です。事前に残高をチャージしておき、その残高分だけ買い物ができます。
毎回チャージする手間はかかりますが、クレジットカードを持っていない人やドコモ回線を契約していない人でも使える支払い方法です。
また、チャージした分しか使えないので使いすぎを防ぐことができます。
②クレジットカード払い
d払いアプリに登録したクレジットカードで料金を支払う方法です。利用するには事前にクレジットカードを登録する必要があります。
クレジットカードを登録する手順は以下の通りです。
クレジットカードの登録手順
- d払いアプリトップ画面左上のメニューボタンをタップ
- [設定]→[お支払い方法]→[クレジットカードを登録]の順にタップ
- クレジットカードの情報を入力し[登録]をタップ
- お支払い方法変更画面で登録したクレジットカードをタップ
- [次へ]をタップ
- 本人認証サービス(3Dセキュア)に移行するのでパスワードを入力
- [送信]をタップ
数分で登録できるので、簡単ですよ。
d払いで登録できるクレジットカードの条件
d払いに登録できるクレジットカードの条件は以下の通りです。
登録できるクレジットカードの条件
- ブランドがVISA、MasterCard、American Express、JCBのいずれかであること
- 3Dセキュアの設定をしていること
d払いに登録できる国際ブランドは「VISA、MasterCard、American Express、JCB」のいずれかです。これ以外のダイナースクラブカードや銀聯(ぎんれん)カードは登録できません。
また、d払いに登録するには本人認証サービス「3Dセキュア」に登録している必要があります。
3Dセキュアに対応していない、あるいは対応しているが設定していないクレジットカードは登録できません。
3Dセキュア対応のクレジットカードを持っているけど登録していない、という人は事前に設定を済ませておきましょう。
3Dセキュアは、登録の途中で各クレジットカード会社のパスワードが求められるので、指示通り入力すれば認証される
dアカウントの本人確認をしていない場合、クレジットカード払いの利用上限は月5万円、本人確認済みなら月50万円。
③電話料金合算払い
電話料金合算払いはd払いの料金をドコモ回線の料金と一緒に支払う方法です。 感覚的にはキャリア決済に似ていますね。
当然ですがドコモ回線を契約している人のみ利用可能です。また、ドコモ回線の契約者の年齢と契約期間によって、毎月の利用限度額が決まっています。
利用限度額
年齢 | 契約期間 | 設定可能利用限度額(月) |
---|---|---|
19歳まで | – | 10,000円 |
20歳以上 | 1~3ヶ月目 | 10,000円 |
4~24ヶ月目 | ~30,000円 | |
25ヶ月目以降 | 50,000円/80,000円/100,000円 |
20歳以上かつ契約期間25ヶ月目以降はドコモの利用状況によって変わります。
ahamo/irumoユーザーもspモード(インターネット接続サービス契約)があれば利用可能です
④dポイント充当(dポイント払い)
dポイント充当はd払いの料金の一部もしくはすべてをdポイントで支払う方法です。 口座払い、クレジットカード払い、電話料金合算払いのいずれかと組み合わせて使います。
dポイント充当の方法は店舗決済とネット決済で手順が異なります。
店舗でdポイント払い
店舗決済の場合はd払いアプリトップ画面の「dポイントを利用する」をタップすればdポイントを利用可能です。
「dポイントを利用する」をオンにした後、さらにその下で支払い時に利用するdポイントの充当上限を指定できます。
ネット通販でdポイント払い
Amazonなどのネットショッピングでdポイント充当を利用する場合は事前に設定する必要があります。
設定ページにアクセスし、 「dポイントをすべて利用する」にチェックを入れてください。
期間・用途限定ポイントのみ使う場合は「dポイント(期間・用途限定)のみ利用」にもチェックを入れましょう。
最後に 「内容を登録する」をタップすれば設定完了です。実店舗で使う時と違い、利用するポイント上限を設定できないので注意しましょう。
d払いのチャージ方法
ウォレット残高を利用した口座払いを使う場合は、事前に残高をチャージする必要があります。
チャージ方法は主に以下の4つです。
- コンビニ
- セブン銀行ATM
- 銀行口座
- オートチャージ
①コンビニ
もっとも手軽な方法がコンビニでのチャージです。事前にアプリで手続きをした後、コンビニのレジでチャージ料金を支払います。
対応しているコンビニは以下の通りです。
チャージ対応
- ファミリーマート
- ローソン/ミニストップ
- デイリーヤマザキ/ヤマザキデイリーストア
- セイコーマート
セブンイレブンはレジでのチャージはできませんがセブン銀行でチャージが可能です。後述する「セブン銀行でチャージ」を参考にしてください。
コンビニチャージ前の準備
まずはd払いアプリからチャージ申し込みをします。
d払いアプリを起動し「ウォレット」→「チャージ」→「コンビニ」の順にタップしてください。
ブラウザが起動しコンビニでの入金画面になります。利用規約を読み「同意する」をタップします。
利用できるコンビニ一覧が表示されるので、利用したいコンビニをタップしてください。
ここからはコンビニごとに手続き方法が異なります。
各コンビニのチャージ手順
ファミリーマート
- 画面に表示される「第1番号」と「第2番号」を控えておく
- Famiポートトップ画面左下の「代金支払い」を選択
- 「各種番号をお持ちの方はこちら」の「イーコンテクストインターネット受付」を選択
- 第1番号を入力し「OK」を選択
- 第2番号を入力し「OK」を選択
- 内容を確認し問題がなければ「OK」を押す
- 出力された申込券を持ってレジで支払う
ローソン/ミニストップ場合
- 画面に「お支払いバーコード」が表示されるので、画面メモなどで保存しておく
- Loppiトップの「Loppi専用コードをお持ちの方」を選択
- 「お支払いバーコード」をLoppi端末にかざす
- 内容を確認し問題がなければ「了解」を押す
- 出力された申込券を持ってレジで支払う
デイリーヤマザキ/ヤマザキデイリーストアの場合
- 「オンライン決済番号を表示する」を選択
- オンライン決済番号が表示されるので控える
- レジで店員にオンライン決済番号を伝える
- レジの画面にオンライン決済番号を入力
- 内容を確認し問題がなければ「確定」を押し、料金を支払う
セイコーマートの場合
- 「お支払い受付番号」と「電話番号等」が表示されるので控える
- クラブステーショントップ画面の「インターネット受付」を選択
- お支払い番号を入力し「次のページ」を選択
- 電話番号等の番号を入力し「次のページ」を選択
- 内容を確認し問題がなければ「印刷」を押す
- 出力された申込券を持ってレジで支払う
②セブン銀行ATMでチャージ
セブンイレブンではセブン銀行ATMでチャージできます。わざわざレジに並ぶ必要がないので楽ですね。
チャージする手順は以下の通りです。
チャージ手順
- d払いアプリで「ウォレット」→「チャージ」→「セブン銀行ATM」の順にタップ
- 「QRコードを読み取る」をタップ
- 3 セブン銀行ATMで「スマートフォンでの取引」を選択
- ATMに表示されているQRコードをd払いアプリで読み取る
- d払いアプリに企業番号が表示されるので、ATMに入力する
- チャージしたい料金をATMに入金
③銀行口座でチャージ
d払いアプリに銀行口座を登録すれば、銀行口座からチャージできます。いつでもスマホからワンタッチでチャージできるのでおすすめです。
d払いアプリを起動し「ウォレット」→「チャージ」→「銀行口座」の順にタップしてください。
銀行口座を登録していない場合は銀行口座の登録画面に進みます。住所・職業・利用目的を入力および選択してください。
注意事項と規約を読んだら「注意事項・利用規約に同意して開設する」にチェックを入れ、「同意して進む」をタップします。
登録したい銀行口座を選択し、銀行ごとに手続きをしてください。
銀行口座の登録が終わったらd払いアプリに戻り「ウォレット」→「チャージ」の順にタップします。
自動的に銀行口座からチャージする画面になるのでチャージ金額を入力して「チャージする」をタップすればすぐにチャージされます。
チャージしたい銀行を変更したい場合はチャージ画面から「銀行口座」をタップし、「銀行口座を変更する」にチェックを入れて「次へ」をタップすればOKです。
また、銀行口座を登録後にコンビニまたはセブン銀行ATMからチャージした場合はチャージ画面から「チャージ方法を切り替える」をタップしてチャージ方法を選択してください。
④オートチャージ
オートチャージは残高が設定した金額を下回ると自動でチャージする方法です。 利用するには銀行口座を登録したうえで設定をしておきます。
オートチャージの設定手順
- 「ウォレット」→「チャージ」→「オートチャージ」の順にタップ
- 「オートチャージ設定」をタップしてオンにする
- オートチャージ条件とチャージ金額を入力し「設定する」をタップ
例えば「1,000円以下になったら3,000円チャージする」としたい場合はオートチャージ条件を1,000円、チャージ金額を3,000円に設定すればOKです。
d払いと相性がいいクレジットカードはdカード/dカードGOLD
d払いにはVISA・MasterCard・American Express・JCBのいずれかのブランドを搭載し、かつ本人認証(3Dセキュア)に対応しているカードを登録できます。
クレジットカードと組み合わせると事前のチャージが不要になるだけでなく、ポイントの多重取りができるようになるのがメリットです。
登録できるクレジットカードはたくさんありますが、中でもおすすめはドコモのクレジットカードであるdカードと、そのゴールドカードであるdカードGOLDの2つです。
dカード/dカードGOLDは利用料の1.0%のdポイントが貯まります。d払いと組み合わせることで実店舗なら1.5%、ネットなら2.0%の還元を受けることが可能です。
d払い×dカードでポイント多重取りOK
- dカード:年会費無料
- dカードGOLD:ドコモ料金の10%が戻ってくる
①貯まるポイントをdポイントに統一できるdカードがおすすめ
d払いに登録するのにもっともおすすめなのはドコモのクレジットカードであるdカードです。
dカードを利用すると1%のdポイントが貯まります。年会費無料カードとしてはポイント還元率が高いです。
貯まるポイントをdポイントに統一できるので効率よくポイントを貯められます。
また、d払いのキャンペーンではdカード(dカードGOLD含む)のみ対象となっているものが多いです。よほどこだわりがないなら、d払いはdカードと組み合わせるのがベストです。
②ドコモユーザーなら10%還元のdカードGOLDを検討すべき
ドコモユーザーの場合はdカードのゴールドカードであるdカードGOLDも検討してください。
ドコモユーザーがdカードGOLDを契約すると、ドコモ利用料の10%のdポイントが毎月貯まります。
例えばドコモの利用料が10,000円の人は、毎月1,000ポイントのdポイント還元を受けられます。
dカードGOLDは年会費が11,000円と高額ですが、ドコモの利用料(スマホだけでなく光回線やホームルーターも含む)が10,000円前後の人ならこの特典だけで元を取ることが可能です。
他にも旅行傷害保険や空港ラウンジ優待など、付帯サービスが充実しています。
実店舗は1.5%、ネット通販は2.0%の高還元率
d払いとdカード/dカード GOLDを組み合わせると、買い物の際に最大2.0%のdポイントが還元されます。
ポイント還元(2重取りOK)
d払い | dカード | |
---|---|---|
実店舗 | 0.5% | 1.0% |
ネット通販 | 1.0% | 1.0% |
d払いを利用すると実店舗では0.5%、ネット通販では1%のポイント還元を受けられます。一方、dカードのポイント還元率は利用場所を問わず1.0%です。
つまり、d払いの支払い方法をdカードにすることで実店舗では1.5%、ネット通販では2.0%の還元を受けられます。
特定のお店や通販サイトだけでなく、どんな場所でも1.5~2.0%の還元率はかなりお得です。
さらにdポイント加盟店ならポイント3重取りに
さらに、dポイントカードを掲示することでdポイントが貯まるdポイント加盟店では、d払い+dカードを利用すればポイントの3重取りも可能です。
ポイント3重取りの仕組み
- dポイントカードやモバイルdポイントカード掲示でdポイントが貯まる
- d払いで0.5%のdポイントが貯まる
- dカードで1.0%のdポイントが貯まる
d払いアプリでモバイルdポイントカードが表示できるほか、dカードもdポイントカードとして掲示することができます。
dポイント加盟店以外に、楽天ポイントやPontaポイントなど各種ポイントが貯まるお店でもポイント3重取りが可能です。
2重取りが出来るサービスはいくつかありますが、3重取りができるサービスは珍しいです。
外部参照:dポイント加盟店一覧
dカード特約店ならdカード支払いの方がお得
d払いとdカードの組み合わせはとてもお得ですが、dカード利用時に特典を受けられる「dカード特約店」の場合はd払いではなくdカードで支払うのがおすすめです。
その理由は、dカード特約店でdカード支払いをすると最大4%の還元を受けられるからです。
例えばスターバックスの場合はdカード利用による1.0%の還元に加えて3%のポイント還元を受けられます。還元率は合計4%となり、d払い+dカードよりお得です。
外部参照:dカード特約店一覧
d払いにdカード/dカードGOLDを設定する方法
d払いアプリにdカード/dカードGOLDを設定する方法は以下の通りです。
- d払いアプリトップ画面左上のメニューボタンをタップ
- [設定]→[お支払い方法]→[クレジットカードを登録]の順にタップ
- dカード/dカードGOLDの情報を入力し[登録]をタップ
- お支払い方法変更画面で登録したdカード/dカードGOLDをタップ
- [次へ]をタップ
- 本人認証サービス(3Dセキュア)に移行するのでパスワードを入力
- [送信]をタップ
dカードをd払いアプリに登録するには本人認証サービス(3Dセキュア)への登録が必要です。
まだ3Dセキュアに登録していない人は事前に設定しておきましょう。
3Fセキュアは、登録の途中で各クレジットカード会社のパスワードが求められるので、指示通り入力すれば認証される
d払いが使えるお店
d払いではdポイントがたくさん貯まるキャンペーンを頻繁に実施しています。
とは言え、どれだけキャンペーンがお得でも使えるお店がなかったら意味がありませんよね。 では、d払いは具体的にどのようなお店で使えるのでしょうか。
執筆時点では、主に以下のジャンルで使用できます。
- コンビニ・スーパー
- ドラッグストア
- 家電量販店
- ファッション
- 飲食店
- ネットショッピング
- アミューズメント
①コンビニ・スーパー
まずはコンビニ・スーパーから対応店舗を見ていきます。
- ローソン
- ローソンストア100
- ファミリーマート
- セブンイレブン
- オークワ
- スーパーセンターオークワ
- Price Cut
- MESA OKUWA
- くらしハウス
- スリーエイト
- 生活彩家
- ポプラ
- ミニストップ
大手コンビニであるローソン、ファミリーマート、セブンイレブンはすべて対応しています。
大手スーパー(コープみらい、サニー、サニーマート、さとうグループ、オークワなど)や、カインズ、DCM、島忠ホームズ、コーナンなどのホームセンター、東急プラザ、パルコ、ルミネ、阪急三番街、グランフロント大阪、ラフォーレ原宿など全国の大型ショッピングモール・百貨店・商業施設でも利用可能です。
②ドラッグストア
続いてはドラッグストアです。対応店舗が多いので、代表的なお店をまとめました。
- マツモトキヨシ
- くすりのラブ
- ミドリ薬品
- ウエルシア
- ウエルシア ダックス
- ウエルシア 金光薬品
- マルエドラッグ
- ココカラファイン
- ジャパン
- スギ薬局
- ツルハドラッグ
- ウェルネス
- レディ
- ドラッグセイムス
- 薬王堂
ドラッグストアは対応店舗が多く、大手チェーンから地域密着店まで利用できます。 都市部はもちろん、地方に住んでいる人でも利用しやすいでしょう。
③家電量販店
次は家電量販店です。
- エディオン
- 100満ボルト
- ケーズデンキ
- Joshin
- ノジマ
- コジマ
- ソフマップ
- ビックカメラ
全国の大手家電量販店のほとんどをカバーしていますね。 家電量販店では高額な商品を買うことも多いので、現金ではなくポイントが貯まるd払いを使うとお得です。
④ファッション
続いてファッションのお店を見ていきます。
- URABAN RESEARCH
- earth music & ecology
- AMERICAN HOLIC
- E hyphen world gallery
- Green Parks
- koe
- Mac-House
- UNITED ARROWS
- BEAUTY&YOUTH
- H BEAUTY&YOUTH
- スティーブン アラン トーキョー
- 6
- グリーンレーベルリラクシング
主にセレクトショップを中心にd払いに対応しています。他のジャンルと比べるとまだ対応店舗が少ないですが、今後に期待しましょう。
⑤飲食店
d払いは飲食店でも使えます。代表的なお店は以下の通りです。
- 上島珈琲
- ucc Café Plaza
- かっぱ寿司
- 牛角
- しゃぶしゃぶ温野菜
- フレッシュネスバーガー
- ガスト
- ジョナサン
- はなまるうどん
- ほっかほっか亭
- 松屋
- ロイヤルホスト
- にくスタ
- 和民
飲食店はとくに対応店舗が多く、カフェやファミリーレストラン、居酒屋、ファーストフードなど対応ジャンルも多種多様です。
⑥ネットショッピング
d払いは実店舗だけでなく、ネットショッピングでも利用可能です。d払いが使える主なネットショップをまとめました。
- アニメイト オンラインショップ
- Amazon
- 大阪王将
- カルディオンラインショップ
- Shop Japan
- ソニーストア
- ディズニーストア
- DHC
- ノジマ オンライン
- ひかりTVショッピング
- マツモトキヨシ
- minne
- 無印良品 ネットストア
- メルカリ
- ラクマ
さまざまなジャンルのネットショップに対応していますね。中でもネットショッピング最大手であるAmazonに対応しているのは、多くの人にとって便利でしょう。
ネット通販での支払い方法
ネット通販の場合は支払い方法選択で「d払い」を選択し、ドコモのspモードパスワードまたはネットワーク暗証番号を入力します。あとは各サイトの指示に従って購入手続きをするだけです。こちらもとても簡単ですね。
⑦アミューズメント
最後に、d払いが使えるアミューズメント施設をまとめました。
- BIG ECHO
- 快活CLUB
- カラオケ デイ・トリッパー
- カラオケ時遊館
- ジャンカラ
- ラウンドワン
カラオケやネットカフェでもd払いは使えます。d払いは他のユーザーへの送金機能もあるので、友だちと一緒に遊ぶ際に便利ですね。
⑧その他
その他のジャンルのショッピング店舗のうち、代表的なお店をまとめました。
- 高島屋
- タワーレコード
- Alpen SPORTS
- GOLF5
- オートバックス
- 近鉄百貨店
- トイザらス
- キオスク
- 東急ハンズ
- PARCO
- キャナルシティ博多
- メガネスーパー
- 六本木ヒルズ
- 山田養蜂場
- ルクア大阪
百貨店からスポーツ用品店、ショッピングモールなど幅広い種類のショッピングで利用できます。
最寄りの加盟店はアプリ・ウェブで検索可能
最寄りの加盟店はd払いのアプリまたはウェブで検索可能です。
スマホの位置情報をオンにしたうえで「d払い公式サイト」にアクセスすると現在地の地図が表示され、d払いに対応したお店がマッピングされています。
店舗名などで検索したい時は右上の検索マークを押してください。
駅名や住所、キーワードで検索したり、「キャンペーン中」や「クーポンアリ」といった条件で探したりすることが可能です。
d払いアプリを起動して[お店]→[現在地・キーワードから探す]の順にタップしても検索できる
まとめ
d払いはドコモのスマホ決済サービスです。普段の買い物がスマホ1つで出来るようになるだけでなく、dポイントも貯まります。
コンビニやスーパー、ドラッグストア、飲食店などさまざまなジャンルのお店で使えるほか、最近ではネットショッピングも対応しています。
対応店舗は随時増えており、今後もますます便利になるでしょう。
d払いには支払い方法が複数ありますが、ポイントをザクザク貯めたいならdカードと組み合わせるのがおすすめです。ポイントの2重取りも可能です。
支払い方法やチャージ方法がたくさんあるため複雑に感じるかもしれませんが、1つずつ覚えていけば簡単に使えますよ。
d払いが使えるお店はアプリやウェブで簡単に検索できます。身の回りにd払い対応店舗がどれくらいあるか、チェックしてみましょう。
ドコモユーザーはもちろん、ドコモユーザー以外も無料で利用できます。
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