dカードとdカードGOLDの違いとは?【どっちを選べばいいか分かる】

dカードとdカードGOLDの違い

この記事のポイント

  • dカードとdカードGOLDは年会費・ドコモ利用料のポイント還元率・旅行傷害保険の有無などに違いがある
  • dカードは、特典が手薄でも年会費無料にこだわる方におすすめ
  • dカードGOLDは、dポイントを有利な条件で貯めたい・充実した保険サービスを適用したい方におすすめ

「dカードとdカードGOLDは何が違うのかよく分からない・・」

ドコモが発行するdカードは、知らない人がいないほどの知名度を誇ります。

街なかで見かけるdポイントが貯まるクレジットカードとして、その人気はとどまるところを知りません。

手厚い特典が魅力ですが、CMを見ているだけではサービス内容が分かりませんよね。dカードGOLDは年会費11,000円のカードなので、気軽に入会するわけにもいきません。

ざっくり言うと、dカードは年会費無料でとりあえずdポイントを貯めたい方向けのカードです。

対してdカードGOLDは、年会費が11,000円かかりますがdカードにはない様々な豪華特典を受け取れます。特にドコモ料金に対する10%還元が強力です。

この記事では、dカードとdカードGOLDの違いを徹底解説。最終的にどっちを選べばいいのか、それぞれおすすめな人を説明していきます。

全体像がぱっとわかるので、ぜひ参考にしてくださいね。

dカードとdカードGOLDの違い

dカードの上位版として用意されているdカードGOLD。両者の違いを簡単にまとめてみました。

dカード dカードGOLD
年会費 無料 11,000円
ポイント還元率 1.0% 1.0%
ドコモ利用料のポイント還元率 1.0% 10%
dカードケータイ補償 最大1万円 最大10万円
お買い物あんしん保険 年間100万円まで 年間300万円まで
旅行傷害保険 29歳以下は海外2,000万円・国内1,000万円(利用付帯)あり 海外:最大1億円
国内:最大5,000万円
空港ラウンジ
海外緊急サービス 有料 無料

まず、両者の大きな違いは年会費です。

dカードが無料なのに対して、dカードGOLDは11,000円かかります。そのかわり、dカードGOLDはサービス内容が充実。

ドコモ支払いに対してはポイント付与が10%(ドコモ光の支払いも対象)。基本のポイント還元率は1%で両者とも変わりませんが、ドコモ支払いの還元率は10倍も差があります。

また、海外旅行保険の付帯や空港ラウンジ利用の無料特典も付きます。旅行が好き、あるいは出張が多い方には心強いです。

それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。

年会費

  • dカード:無料
  • dカードGOLD:11,000円(税込)

最も気になる年会費ですが、dカードは無料でdカードGOLDは11,000円です。

dカードGOLDは手厚い特典(次項から解説)があるため、年会費がかかります。

ドコモ利用料のポイント還元率

  • dカード:1.0%
  • dカードGOLD:10%

dカードとdカードGOLDの最大の違いとも言えるのが、ドコモ利用料のポイント還元率です。それぞれ、ドコモケータイとドコモ光の利用分に対してポイントが付きます。

その差はなんと10倍。dカードGOLDなら、利用料金(税抜)に対して10%の高還元率です。

クレジットカードの業界は1%還元でも、高還元率と言われます。いかに、dカードGOLDの還元がすごいか分かりますね。

ポイント獲得の例(ドコモの利用料金が8000円の場合)

  • dカード:80ポイント
  • dカードGOLD:800ポイント

上記のように物凄い勢いでポイントが貯まっていくので、dカードGOLDの年会費はすぐに元が取れます。

注意点として、端末代金・事務手数料・コンテンツ使用料などは還元対象外です。

[safe title=”POINT”]貯めたdポイントは携帯代金・dポイント加盟店などで消費できる[/safe]

dカードケータイ補償

  • dカード:最大1万円(保証期間1年)
  • dカードGOLD:最大10万円(保証期間3年)

地味に注目度が高いdカードケータイ補償。端末が紛失したり修理不能の故障に陥ったときに、同一機種の再購入代金を保証してくれます(事務手数料も負担あり)。

補償対象

  • 紛失
  • 盗難
  • 全損(水没など)

※一部損(画面割れなど)は対象外

dカードとdカードGOLDは保証内容に大きな違いがあります。

まず、dカードは保証金額が1万円まで。さらに1年しか保証期間がありません。

無料のメーカー保証(1年)を考慮すれば、あまり保証の意味はないでしょう。

対して、dカードGOLDは最大10万円まで保証してくれます。10万円なら新型iPhoneでもカバーできる金額です。

さらに3年間の長期保証なのも嬉しいポイントです。

dカードケータイ補償は画面割れを含む一部損は補償対象外(AppleCare+の代わりにはならない)。

お買い物あんしん保険

  • dカード:年間100万円まで(国内の商品はリボ払いか3回以上の分割払いに限る)
  • dカードGOLD:年間300万円まで

お買い物あんしん保険は、dカードまたはdカードGOLDで購入した商品に対して、偶然の事故(盗難含む)が起きた時に保険金が下ります。

申請できるのは90日以内、海外での利用も対象です。保険は全額適用されますが、1事故あたり3000円の自己負担金が必要となります。

dカードは、dカードGOLDに比べて保険金が少ないです。さらに、リボ払いか3回以上の分割払いで購入した商品しか適用されない条件あり。

dカードでお買い物あんしん保険を適用するには、なかなか条件が厳しいです。

旅行傷害保険

  • dカード:29歳以下は海外2,000万円・国内1,000万円(利用付帯)あり
  • dカードGOLD:あり(最大1億円)

dカードGOLDは、海外・国内旅行に対して保険が付帯します。

渡航先の怪我はもちろん、ホテルの物品などを壊してしまった際の損害賠償にも対応。さらに、航空機の遅延・欠航に対する保障も付帯します。

また、海外旅行保険は本人の家族(家族会員に入っていなくても)に対しても保険適用OKです。

海外旅行保険

保険の種類 本人・家族会員 家族
傷害死亡 1億円 1000万円
傷害後遺障がい 400万~1億円 40万~1000万
傷害・疾病治療費用 300万円 50万円
賠償責任 5000万円 1000万円
携行品損害 50万円 15万円
救援者費用 500万円 50万円
海外航空便遅延費用特約 乗継遅延による宿泊・食事費用 2万円
手荷物遅延による衣類・生活必需品購入費用 1万円
手荷物紛失による衣類・生活必需品購入費用 2万円
出航遅延・欠航による食事費用 1万円

※傷害・疾病治療費用、賠償責任は一事故の限度額
※携行品損害・救護者費用は年間限度額
※携行品損害は一事故あたり3000円の自己負担あり

国内旅行保険

保険の種類 本人・家族会員
傷害死亡 5000万円
傷害後遺障がい 200万~5000万円
入院保険金 5000円/日
通院保険金 3000円/日
手術保険金 入院保険金の5~10倍
国内航空便遅延費用特約 乗継遅延による宿泊・食事費用 2万円
手荷物遅延による衣類・生活必需品購入費用 1万円
手荷物紛失による衣類・生活必需品購入費用 2万円
出航遅延・欠航による食事費用 1万円

付帯ルール

  • 海外旅行保険 → 自動付帯(条件無しで保険適用)
  • 国内旅行保険 → 利用付帯(カード利用で保険適用)

注目は海外旅行保険の傷害・疾病治療費用。

およそ9割の保険適用がこの項目になるわけですが、一事故・一疫病あたり300万円も保障してくれるのは大きいですね。さすがゴールドカード。

医療費の高いアメリカやヨーロッパで大手術でもしない限り、海外での医療費も完全に賄えます。

対して、dカードは29歳以下の会員なら海外2,000万円・国内1,000万円の旅行保険が利用付帯で付いています。

その他の方は、もし海外で病気やケガに襲われたら(家族も含め)、高額な医療費を自己負担しなければなりません。

空港ラウンジ

  • dカード:空港ラウンジ特典無し
  • dカードGOLD:空港ラウンジ特典あり

dカードGOLDには、ゴールドカードらしく空港ラウンジの利用特典が付いています。

ラウンジ利用できる主な空港

  • 成田空港
  • 羽田空港
  • 新千歳空港
  • 仙台空港
  • 中部国際空港
  • 関西国際空港
  • 神戸空港
  • 広島空港
  • 福岡空港
  • ダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ)

ご覧の通り、国内の主要な空港はすべてカバーされています。ラウンジの利用方法は、dカードGOLDと当日の搭乗券を掲示するだけ。

電子タイプの搭乗券なら、eチケットの控え画面を見せるか自己申告でもOKです。旅行や出張が多い方は、dカードGOLDならフライト前の時間を有効に活用できます。

海外緊急サービス

  • dカード:11000円
  • dカードGOLD:無料

海外緊急サービスは、海外でdカードを紛失あるいは盗難したとき、クレジットカードを緊急でお届けしてくれます。

海外ではクレジットカードが無いとお金を引き出せなくなるので死活問題です。特に、入国ルールで現金をあまり持っていけない国はクレジットカードを重宝します。

dカード・dカードGOLDともに海外緊急サービスは利用できますが、dカードは11000円の利用料がかかるので注意が必要です。

dカード・dカードGOLDのメリット

メリット
  1. お買物あんしん保険が付いている
  2. iDがチャージ不要で使える
  3. ネット通販(楽天市場・Amazon含む)でもdポイントが貯まる
  4. 街中でdポイントが面白いほど貯まる
  5. d払いと併用すればポイント2重取り
  6. ケータイ補償がある(ドコモユーザー限定)
  7. dカードお支払割が利用できる(ドコモユーザー限定)
  8. 年会費が無料 ※dカードのみ
  9. ドコモ携帯・ドコモ光の利用料金から10%還元 ※dカードGOLDのみ

お買物あんしん保険が付いている

dカード/dカードGOLDには、お買物あんしん保険が無料で付帯します。

お買物あんしん保険
dカードで買い物した商品を90日間補償(国内・海外問わず)

自己負担額は3000円かかるものの、年会費無料のdカードでも年間100万までの補償が付くのは大きいです。

家具など、保証書の無い製品には安心。偶発的な事故であれば申請できます。

iDがチャージ不要で使える

dカード/dカードGOLDは、電子マネーのiD機能が搭載されています。

iDマークのあるお店では専用端末にかざすだけで決済完了。おサイフケータイ非対応のスマホでもiD決済できるのは便利です。

また、dカードとiDが一体となっているため、事前のチャージは不要。iD利用額は、dカードから自動引落されます。

なお、iD決済の場合でも、きちんとdポイントが付与されるのでご安心を。

ネット通販(楽天市場・Amazon含む)でもdポイントが貯まる

普段は、ネットショッピングばかりだから、あんまりdポイントが貯められないかも・・といった方に朗報。

dカードポイントUPモールを経由するだけで、ネット通販でもdポイントを貯められます。

ポイント還元は1.5から最大10.5倍に。クーポンの利用もOKです。当然ながら、dカード/dカードGOLDを持っていない人は受けられない、優待サイトです。

dカードポイントモール加盟店(一部)

  • Amazon:1.5倍
  • 楽天市場:1.5倍
  • Yahoo!ショッピング:1.5倍
  • さとふる:2倍

一番人気はAmazonです。ファッションカテゴリーなら、なんとポイント5倍に跳ね上がります。

Amazonでポイントが貯まるクレジットカードはレアなので、上手く活用したいところです。

街中でdポイントが面白いほど貯まる

dカードGOLDを使えば、dポイントが面白いほど貯まっていきます。

貯めたdポイントは1ポイント=1円で利用できる

まず、通常支払いのポイント還元率は1%です。加えて、dカード特約店なら+0.5%〜4%も還元されます。

dカード特約店(一部)

  • 丸善ジュンク堂書店
  • 紀伊國屋書店
  • 高島屋
  • マツモトキヨシ
  • スターバックス
  • ドトール
  • サカイ引越センター
  • ビッグエコー

dカード特約店は有名店がずらりと並んでいるので、多くの機会で利用できます。

外部参照:dカード特約店一覧

dポイント加盟店なら、さらに1%追加

さらに、dポイント加盟店なら、dカードの掲示で1%のポイント付与。レジでdカード払いする前に、dポイントカードを見せましょう。

[safe title=”POINT”]dポイントカードはdカードアプリ内で表示できる(dカードと別に発行する必要なし)[/safe]

dポイント加盟店(一部)

  • ファミリーマート
  • ローソン/ローソンストア100
  • マクドナルド
  • すき家
  • ディズニーストア
  • PLAZA

ファミリーマートやローソンなどコンビニでも対応しているので、積極的に活用していきましょう。

d払いと併用すればポイント2重取り

dカード/dカードGOLDは同じドコモグループのd払いとの相性が抜群です。

d払いは、スマホ決済サービス(アプリ内でdポイントカードの掲示もできる)

dカードをd払いの支払い方法に設定すれば、ポイントを2重取りが可能に。

dカードのみ支払いと比べて、d払いを間に挟むだけでプラス0.5%の付与。しかも、d払いはスマホ決済なので、クレジットカード払いよりもスマートです。

先ほど解説したdポイント加盟店なら、さらに追加でポイントが貰えます。つまり、1回の決済でポイント3重取りができる計算に・・。

[safe title=”POINT”]dカード特約店の場合は、dカード払いにした方がお得。通常のお店ではd払い、dカード特約店ではdカード払いと使い分けるといい。[/safe]

ケータイ補償がある(ドコモユーザー限定)

dカードには、購入1年以内の携帯電話に対して最大1万円(dカードGOLDは最大10万円)までのケータイ補償が付いています。家族会員も適用OKです。

注意
au・ソフトバンクユーザーは対象外

補償対象

  • 紛失
  • 盗難
  • 全損(水没など)

注目は、メーカー保証では対応してくれない紛失・盗難も補償してくれること。海外旅行で、スリの多い地域へ渡航する際などに心強い補償です。

dカードお支払割が利用できる(ドコモユーザー限定)

ドコモユーザーの方は、毎月のお支払いにdカードを指定することでdカードお支払割を適用できます。

dカードお支払割
毎月170円割引

注意点として、dカードお支払割は対象プランがギガホ・ギガライトかケータイプランに限られます。

対象プランであれば、支払い方法をdカードに設定した時点で割引適用。面倒な申し込みは不要です。

年会費が無料 ※dカードのみ

まず、dカードは年会費無料で発行できるのが大きなメリット。年間◯円以上使ったら無料・・といった条件も付きません。

なお、ETCカードは前年度の利用実績にかかわらず無料です。

以前は「2年目以降は1度でも利用があれば無料」でしたが、現在は利用実績に関係なく無料となっています。

ドコモ携帯・ドコモ光の利用料金から10%還元 ※dカードGOLDのみ

dカードGOLDの最強メリットとなるのが、ドコモ携帯(対象プランのみ)・ドコモ光の利用料金に対する10%還元です。1,000円ごとに100ポイント貰えます。

クレジットカードの業界は1%還元でも、高還元率と言われます。いかに、dカードGOLDの10%還元がすごいか分かりますね。

仮に、ドコモ携帯・ドコモ光の合計額が毎月12,000円の場合、獲得ポイントは1,200ポイントに。

1200ポイント✕12ヶ月で年間獲得ポイントは14,400ポイント。年会費(11,000ポイント分)を支払っても、3,400ポイントもお釣りが来る計算です。

正直、ドコモユーザーの方は、この還元特典だけを目当てに入会してもいいほど強力なメリットです。

なお、ドコモ携帯&ドコモ光の利用料金が毎月8,000円以下の場合は、年会費の元が取れませんが、このあとご紹介するdカード特約店&dポイント加盟店を利用すればペイできます。

注意
ahamo、irumo、ahamo光は10%還元の対象外となっています。また、端末代金・事務手数料・一部サービス利用料は還元対象外です。
[safe title=”POINT”]貯めたdポイントは携帯代金・dポイント加盟店などで消費できる[/safe]

dカード・dカードGOLDのデメリット

デメリット
  1. au・ソフトバンクユーザーは旨味が少ない
  2. ケータイ補償の対象が紛失・盗難・全損のみ
  3. 海外旅行保険が付帯しない ※dカードのみ
  4. ドコモ支払いのポイント付与に優遇なし ※dカードのみ
  5. 10%還元特典は端数切捨て&ポイント対象外あり ※dカードGOLDのみ

au・ソフトバンクユーザーは旨味が少ない

au・ソフトバンクユーザーの方は、特典を最大限に享受できません。

ドコモユーザーだけの特典

  • ドコモ携帯・ドコモ光の利用料金から10%還元(dカードGOLD)
  • ケータイ補償

熱心なdポイントユーザーでなければ、ドコモ利用者以外は契約するメリットが小さいです。

逆に言えば、ドコモの方は厚遇されるので、入会を検討する価値が大いにありますよ。

ケータイ補償の対象が紛失・盗難・全損のみ

メリットで挙げたケータイ補償ですが、補償範囲が狭いのが難点です。

メーカー保証では対応しきれない紛失・盗難を補償してくれるのはいいのですが、故障に関しては全損のみしか適用されない点は厳しいです。

スマホの故障は、ほとんどが全損ではなく画面割れや部品の不具合となります。ここを補償してくれないのは辛いところ。

補償期間が1年というのも短いです。すべてのスマホには、どのみち1年間のメーカー保証が付くので、その後の補償を充実して欲しかったですね。

また、補償金額が1万円と少ないので高額なiPhoneはまったくカバーできません。完全にAppleCareや端末補償オプションの代わりにはならないので、注意しましょう。

dカードGOLDは補償期間が3年

海外旅行保険が付帯しない ※dカードのみ

dカードの大きなデメリットとなっているのが海外旅行保険です。dカードには30歳以上の人に対して、海外旅行保険が付きません。

そのため、万一海外で病気になったり事故を起こしたりした場合は、高額請求のリスクが付きまといます。

海外旅行保険を付けたいなら、ワンランク上のdカードGOLDに契約しなければなりません。

ただし、29歳以下なら利用付帯となりますが海外2,000万円・国内1,000万円の旅行保険が付きます。

ドコモ支払いのポイント付与に優遇なし ※dカードのみ

dカードならドコモの支払いに対して10%還元される・・?と考えている方が多いのですが、これは残念ながらdカードGOLDのお話。dカードはドコモ支払いに対する優遇が何もありません。

ドコモ支払いのポイント還元
  • dカード:1%
  • dカードGOLD:10%

その差はなんと10倍。せめてdカードでも3%くらい還元してほしいところです。

ドコモユーザーにとっては、dカードはポイントの大きな取り逃しとなってしまいます。

10%還元特典は端数切捨て&ポイント対象外あり ※dカードGOLDのみ

たまに、口コミで「10%還元に騙された」と辛辣な意見を目にします。その理由は、端数切捨て&ポイント対象外が原因です。

まず、端数切捨てについて。10%還元ルールでは、税抜価格に対して1000円単位で100ポイントの付与となります。

通常のdポイント獲得(1%)は税込なのに、10%還元は税抜で計算・・。

しかも、1000円単位なので999円以下は切り捨てられます。100円単位の支払いにも、ポイントを付けてほしいものです。

例(税込2090円の場合)
税抜計算なので1990円がポイント対象。さらに、1000ポイント単位なので990円分は切り捨てで100ポイントの付与となる。

そしてもう一つ。還元ルールには、ポイント対象外の支払いがあります。

ポイント対象外
  • 端末代金
  • 事務手数料
  • 工事費
  • コンテンツ使用料
  • ドコモ口座の利用代金

特に、端末代金は分割・一括払いに関わらず、ポイント対象外となるため注意して下さい。

dカード・dカードGOLDの基礎知識

dカードの概要

dカード

dカードはドコモが発行するクレジットカードです。

ドコモユーザーでなくても発行OK。dアカウントを利用して、獲得したdポイントを管理します。

dカードの最大の特徴は、dポイントを効率よく貯められること。

詳しくは後述しますが、ローソンでは最大5%の還元あり。最低でも1%以上のポイントが貯まります。

ドコモネットワークの広さは想像以上で、コンビニ以外にもAmazonや楽天市場でもポイント優遇あり。年会費無料で、有利なポイ活を実現できます。

ドコモユーザーなら、ポイント以外にも割引や端末保障などの特典を受け取れます。不正利用に対する取り組みも業界最高クラスで、いまのところ大きな問題を起こしたことはありません。

基本情報

カード名称 dカード
年会費 0円
国際ブランド VISA・Mastercard
支払い方法 一括・分割・リボ払い・ボーナス払い
ポイント還元率 1%~
(dポイント)
利用限度額 審査による
金利
(実質年率)
リボ払い:15.0%
キャッシング:15.0%
締日 15日
支払日 翌月10日
家族カード 無料
ETCカード 無料※
申し込み資格 18歳以上
(高校生不可)
海外旅行保険 なし
電子マネー iD
nanaco 非対応
発行会社 株式会社ドコモ

dカードGOLDの概要

dカードGOLD

dカードGOLDは、会員500万人を超える国内最大規模のゴールドカードです。ご存知の通り、ドコモが発行しています。

人気の理由は、信じられないスピードで貯まるdポイント獲得とドコモユーザーに対する厚遇です。

dカードGOLDは、年会費がかかりますが、このあとご紹介する10%還元特典やdカード特約店での買い物ですぐに元が取れます。

初年度は入会キャンペーンだけで元が取れるので、相当お得です。おまけに、ドコモユーザーはケータイ補償まで付いています。

2025年2月から「dカード GOLD U(29歳以下向け、年会費3,300円)」が追加されています。条件を満たせば年会費実質無料の特典もあります。また、より高還元・高付帯サービスのカード「dカード PLATINUM」も選べます。

基本情報

カード名称 dカードGOLD
年会費 11,000円
国際ブランド VISA・Mastercard
支払い方法 一括・分割・リボ払い・ボーナス払い
ポイント還元率 1%
(dポイント)
利用限度額 ショッピング:300万円
キャッシング:100万円
金利
(実質年率)
リボ払い:15.0%
キャッシング:15.0%
締日 15日
支払日 翌月10日
家族カード 1枚目:無料
2枚目以降:1,100円
ETCカード 永年無料
申し込み資格 18歳以上(高校生不可)
継続収入がある
海外旅行保険 最大1億円
電子マネー iD
nanaco 非対応
発行会社 株式会社ドコモ

dカードGOLDの審査基準

まず、dカードGOLDの審査対象となるのは、以下に当てはまる方です。

審査対象

  • 18歳以上(高校生不可)
  • 安定した継続収入がある
  • 個人名義
  • 本人名義の支払い口座を設定できる

18歳未満の方は申し込みができないので、注意しましょう。また、本人に収入がない場合もNGです。

未成年・学生・無収入(専業主婦など)の方は、dカードなら作成できる可能性があります

dカードGOLDは、その名の通りゴールドカードなので、審査はそこまで甘くはありません。

ただ、厳しいか?と言われればそうでもなく、年収300万レベルのサラリーマンや継続収入を得るパート・アルバイト・契約社員でも作成できています。

会員数を増やしたいドコモ側の意図として、よほど返済能力がない場合を除けば、十分に入会対象と見ているようです。

ちなみに、審査に落ちやすいのは、以下に当てはまる方です。

審査落ちするケース
  • そもそも収入がない
  • 収入以外のスコアリングも全体的に低い
  • 多重申し込みをしている
  • 信用情報に傷が付いている

過去に金融事故を起こして信用情報に傷が付いている場合は要注意です。ドコモのスマホ代を滞納している方も、カード作成は厳しいと考えておきましょう。

[safe title=”POINT”]ゴールドカードの割には、審査難易度が低い[/safe]

d払いとdカード支払いの違いとは

d払いはスマホ決済、dカードはクレジットカード

d払いとdカードはどちらもドコモのサービスですが、内容は大きく異なります。

d払いはスマホだけで支払いができる「スマホ決済サービス」です。アプリのバーコードを読み取ってもらうか、お店のQRコードを読み取るだけで支払いが完了します。

実店舗はもちろん、ネット通販でも利用できます。

一方、dカードはドコモの「クレジットカード」です。

d払い&dカードは組み合わせOK

dカード/dカードGOLDともに利用料の1%分のdポイントが貯まります。d払いとdカードは別のサービスですが、組み合わせることが可能です。

d払いにdカードを登録すると、d払いで支払った料金の請求がdカードに行きます。 毎回残高をチャージする手間が省け、残高不足で支払いに失敗する心配もありません。

d払いをポストペイ(後払い)にできる

チャージ不要で料金を後払いする形式の電子マネーや決済サービスをポストペイと言います。

d払いもdカードを登録することでポストペイ型の決済サービスとして利用可能です。

ちなみにd払いは事前に残高をチャージして料金を支払うことができます。残高で支払う方式をさきほどのポストペイに対してプリペイドと言います。

プリペイドなら使いすぎを防げるのがメリットです。ただ、毎回残高を確認およびチャージをしないといけないので手間がかかります。

dカードとdカードGOLDはどっちを選べばいい?

まず、dカードは年会費無料でdポイントを効率よく貯められるのが最大のメリット。dポイントユーザーなら迷わず作成したいカードです。

Amazonや楽天市場でもdポイントが貯まるので、ネットショッピングを多用する方にもおすすめできます。

ただ、ドコモユーザーの方は年会費を払ってでもdカードGOLDの方がお得なので慎重に見極めたいところです(あとでアップグレードするのもよし)。

dカードがおすすめな人

以下のいずれかに当てはまる方はdカードがおすすめです。

  • 特典が手薄でも年会費無料にこだわる
  • 審査落ちが心配
  • 海外に行く機会が無い

dカードは、dポイントを貯めたいけど年会費がかかるのは絶対に嫌という方に向いています。

dカードGOLDと比べて大幅に特典の魅力が落ちますが、それでも年会費0円がいいならdカードを選びましょう。

また、dカードGOLDだと審査落ちしそう・・と心配な方も、dカードを選んだ方が無難です。その他、スマホ本体や海外での旅行・ケガに対して保険をかけなくていい方も向いています。

CHECK!

dカードの公式サイトへ

dカードGOLDがおすすめな人

以下のいずれかに当てはまる方はdカードGOLDがおすすめです。

  • dポイントを一番有利な条件で貯めたい
  • 海外での不慮の事故に対して手厚い保険をかけたい
  • 初めてゴールドカードを作成する

まず、dポイントを飛躍的に貯めたいならdカードGOLDが断然有利です。毎月のドコモ利用料だけで年会費の元が取れそうなら、なお検討する価値すべき。

ドコモの10%還元特典だけを目当てにdカードGOLDを選ぶのもありでしょう。 毎月の利用料金だけで年会費の元を取り、さらにdポイントを飛躍的に貯めることができます。

また、スマホの故障や海外旅行(出張)に対して、安心できる保険を掛けたい方もdカードGOLDが向いています。

特に、家族まで適用できる手厚い海外旅行保険は非常に心強いです。

その他、審査はそれほど厳しくないので、人生初のゴールドカードを持ちたい方にもぴったりです。

CHECK!

dカードGOLDの公式サイトへ

まとめ

dカードとdカードGOLDは、ドコモユーザーを徹底的に厚遇するクレジットカードですが、それぞれサービス内容が異なります。

主な違いは、やはり年会費。dカードなら無料です。

年会費無料ながら、1%の高還元率を実現するdカード。さらに、dカード特約店やdポイントUPモールでの優待も受け取れます。

海外旅行保険や空港ラウンジ利用の特典が付きませんが、あまり旅行しない人なら気になりません。

しかし、dカードGOLDにはdカードにはない10%ポイント還元や旅行傷害保険の特典あり。特に10%ポイント還元は年会費の元が十分に取れる強力特典です。

基本はdカードGOLDがおすすめですが、年会費無料にこだわるなら無理せずdカードを選びましょう。

普段の支払いをdカードに変えるだけで一気にポイントが貯まるのは快感。 dポイントカードやd払いとも組み合わせてポイント多重取りも挑戦してみて下さいね。

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